つちふまずが無い?! 足と繋がる【膝痛、腰痛】の関係
最近、歩くと足がすぐ疲れたりするのよね。膝とか、腰も痛くなる時もあったりしてさぁ
みちこさん
それは、辛いですね! ちなみに、足の指はじゃんけんのパーみたいに開きますか? 土踏まずもなくなっていたら、もしかしたら、足のトラブルが潜んでいるかも!! 膝痛や、腰痛とも関係があるからチェックしてみましょう!
ERI
今回は、歩くと膝や、腰が痛くなる方に向けて
足裏からくる上半身への影響について解説します。
【この記事を読んでわかること】
●足裏、土踏まずの大切さ
●膝や、腰を痛めないために今日からできる事
足なんて気にしていなかった!という方、是非ご自身の足をチェックしてみてくださいね♪
偏平足や外反母趾、足の崩れは姿勢の崩れ
足は、カラダを支えています。
土踏まずが潰れ、土台が傾いてしまうと体重を支え
衝撃を吸収してくれているクッション材がうまく働きません。
結果、足の捻じれが起き、骨盤の位置もズレ、姿勢は歪んでいきます。
それが膝痛や腰痛の原因となるわけです。
なぜ、土踏まずがそんなに大切なの?
なぜなら足は、ゆういつ人が地面と接している場所だからです。
まず足の構造についてみてみましょう。
足には、土踏まずをはじめとした、3つのアーチがあります。
これがあることで、歩行や、ランニング中の衝撃吸収をしてくれます。
ほかにもバネの機能を持った足底筋膜が、カカトから指の先まで張っていて
蹴りだした力を前進力に変えてくれる
【巻き上げ(ウィンドラス)機構】というものが備わっています。
また、片足28の骨がブロックの様にぎゅっと隣合わさっています。
その細かい骨を足首から下の筋肉たちで支えています。
まだまだあります
どんどん深層へ
もしも
肥満や、立ち仕事による体重のかけ方
足に合わない靴の使用
足裏の筋力低下、柔軟性の低下などがあると
上のイラストの筋肉たちはうまく働けず、骨が地面に落ち
足や、指の形が変形していきます。
特に、外反母趾は親指から小指までの横のアーチが崩れ
偏平足は土踏まずの縦アーチが崩れやすく足底腱膜炎を併発するケースもあります。
ハーバードメディカルスクール、ランニングセンター
”Irene S Davisアイリーン・ディヴィス先生
●沢山ある足のトラブル、疾患は、足と足関節の筋群のコンディションの低下による。
●インソールなどの長期の使用は、首にむち打ちのカラーをずっとつけているのと同じ。
●足の筋力を段階的に、再構築する必要がある
(2021・2月 ムーブメントマンスリーセミナーより)
裸足とシューズを履いたそれぞのチーム、どちらが走っている局面で足のアーチの崩れ(回内)が見られたのか、などオモシロいお話しをされました。
裸足はむちゃくちゃ良いみたいです♪。
膝や腰への影響とは
カラダって繋がっています。
例えば、ボールを投げる動作
足で踏ん張って発生した力を下半身、体幹、上半身、腕、指へと効率よく連動させ力が伝わることで、早いボールを投げることができます。
このような繋がりを【運動連鎖】といいます。
足も同じ
土台が崩れることで
スネの骨は内側に捻じれ
結果膝も捻じれやすくなります。
膝の関節は、捻じれに強い構造ではないので
繰り返す負荷により
膝にあるクッション材は潰れやすく、年齢と共にすり減り痛みを引き起こす原因に。
膝が捻じれるという事は
その上の太ももの骨や骨盤も捻じれ、回旋することになります。
だから、外ももが張りやすくなったり
股関節の可動域が悪くなったり
歩いているだけで、ゆがみからくる腰痛を引き起こしかねない、というわけです。
足うらをまずほぐそう。
効果を上げるカラダの使い方
まずは足裏ほぐしから行うのはおすすめです。
足裏ほぐしは、サランラップの芯や、青竹、スーパーボールを踏むことから始めるといいでしょう。
アキレス腱のストレッチもおすすめです。
日本整形外科学会では、足指じゃんけんをおススメしていますよ!!
お風呂で是非お試しあれです♪
最後に、膝痛、腰痛の予防に
是非チェックしたいのが階段の昇り降り時の、【膝の向き】です。
理想は、膝のお皿の向きは、人差し指の方を向いている状態。
写真の様に、膝が内側に倒れていないか、降りるときも、意外に膝が内側に入りやすいです。
このような下半身の使い方をKnee in toe out(膝が中に入り、足先がそとを向く)といいます。
偏平足の影響が強い身体の使い方ですので、非常に怪我の原因になりやすいので注意が必要です。
☑イスから立ち上がるとき
☑トイレでしゃがむとき
☑階段を降りるとき
内股になっていないか
人差し指の方向に膝の皿が向いているか、チェックしてみてくださいね!!
まとめ
今回は、土踏まずの大切さを解説しました。
足裏の筋肉は、骨を支え、衝撃吸収や、蹴りだしのエネルギーとなります。
また、膝や腰を痛めないためにも、膝が人差し指より内側に倒れこまないよう
階段の昇り降り、しゃがむ際など是非、意識してみてください。
記事を参考に、足裏ほぐしや、アキレス腱のストレッチなど、取り入れてみてくださいね♪
ピラティスでは、足の動かし方を練習するエクササイズが沢山あります。
乗った後は、足裏の感覚が違う!と皆さん仰います(^^)/
カラダって使い方で感覚が変わるから面白いですよね!!
それでは、また!!
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是非、ご登録お待ちしております(^^)/