癌の手術後のリハビリピラティス
セリーンピラティスには
癌の術後のメンテナンスとして通っておられる
会員様でも何名かおられます。
今回は義理の母の紹介です!
術後の筋力低下にはピラティスがいい!
辛い抗がん剤と手術を終え
少しずつ少しずつ
体力を戻すため毎週通い始めました
体調に波はあるものの
随分と元気になりました!!
レッスン中はとっても楽しそうです
治療中は放射線や抗がん剤との戦い
術後、大きな傷口はないとしても
瘢痕組織という、皮膚の組織の欠損から
例えば、お腹、肩、腕、胸
など周辺の可動域の制限は少なからず感じる方が多いようです。
思ったより動けない身体
筋力の低下や薬の副作用に
不安も感じるかと思います。
私たちのカラダには
ある程度ストレスを許容できる、「閾値」があると言われています。
怪我や、手術後には
関節や、筋肉、運動の連鎖が対応できる
ストレスレベルが下がるため
休養と共に少しずつ カラダへチャレンジさせる
ストレスのレベルをあげていく必要があります。
ピラティスは、骨盤や、腰など
体の中心に近い、いわゆる体幹と呼ばれるものを
グラグラさせないように安定させ
足や手など遠いところを
正しい関節の向きで働かせることに集中します。
それができると、効率よくカラダが動かせるので無駄なぜい肉はおち
必要なところに引き締まった筋力をつけられる。
それだけでなく
痛みやケガを予防できるため、からだが楽に動かしやすくなります。
そのために、いかに、必要な部分が必要なだけ動かせるか
主動作筋がきちんと働かせるように練習していきます。
寝たり、座りながら歪みが解消できる
リフォーマーという器具を使ったエクササイズは
いい姿勢が崩れにくい寝た状態で
からだの捻じれなどを修正しつつ
上半身、下半身の筋力強化や柔軟性を上げられる
ピラティス専用に開発されたアパレイタス(マシン)です。
術後の方に良いのは、負担のない姿勢でできるため
体力に自信のない方でも
無理なく始められるところ。
またスプリングの軽い負荷に
抵抗することで背の伸びを感じさせてくれ
連鎖して全身を調整できるから最高!!
乗り終わった後は
皆さん、身長が高くなった感覚
足が軽い
ちゃんと立ってる感覚がある
などなど、立ち方の感覚がすぐに変わるのも魅力のひとつです。
最近は
バネに抵抗する体幹力も少しづつついてきましたよ!
今後の変化が楽しみです♪
余談ではありますが
下の図は
テニスの錦織選手、砲丸投げの室伏選手のトレーナーで
世界的に有名なロビーオオハシさんによる
人の動きをどのように段階的に発展させていく必要があるのか
まとめられたコンセプトです。
リハビリが背景にあるピラティスは
左側の基礎である分離運動から、統合までしっかり練習するのに
とっても効果を発揮します。
だからアスリートにも愛されているのですね♪
それでは、また
母のいい報告ができる事を楽しみにしています!
Move better, live better!
よりよく動き、よりよく生きよう!